フュメドポワソン・スカンピのブロード
料理に奥行きを持たせる、魚貝類のブイヨン
ビストロブランシュでは、基本となる鶏ガラのブイヨン(フォンブラン)を
始め、主に4つのスープストックを手作りでやっています!!
これからご紹介するブイヨン・スープストックは、料理やソースに
奥行きを持たせてくれますし、絶対に手作りで!!と、当初から
決めていました。店をやる上での醍醐味だと思っています。
まずはフュメドポワソン、言ってみれば洋風なお魚のダシ、ですが
前菜やメイン料理に使う魚をさばいた後の、頭や骨の部分をきれいに
処理したのちに、たっぷりのお水・香味野菜と一緒に火にかけていきます。
お魚の味や磯の風味が出てくればバッチリOK、それをシノワで濾します、
濾したあと、つまりパッセした後もう一度煮詰めて、更に旨味を引き出します。
そして最後にもう一度パッセ!完成となります!
煮詰める→パッセ、煮詰める→パッセ、この2段階の手順が重要でございます。
フュメドポワソンは、お魚料理のソースベースにはもちろん、魚貝類のパスタに
とっても、大変に心強い相棒となっております (^-^)
続きましては、スカンピのブロード
こちらは手長えびをさばいた後の、頭や胴体のガラの部分
つまり、海老の旨みが残っている部分を使います。
たくさんの量がストックできたら仕込み時です!
香味野菜を、オリーブオイル・トマトペーストでじっくりと
炒めながら、スカンピの頭などを投入、やはり
たっぷりのお水と一緒に強火にかけていきます。
このスカンピのブロードは、裏ごし(パッセ)が勝負です!
シノワで海老さんを潰しながら、旨味を絞り出せるように
力強くギュゥーーっとパッセしていきます
こちらスカンピのブロードは完成したのち、更に
玉ねぎやハーブ、ブランデーやトマトソースで香りづけして
ここでもやはり煮詰めながら、最後にバターを溶かしこんで
海老の風味豊かな いっぱしのソースとなるのです(^-^)